正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

逆伏するゾ・4

 正宗系の五時八教こと教判ですが、この立て分けも中国でもいい加減で、敢えて諸経の間で、天台の教判に基づけば法華宗法華経ではなく華厳経を最勝とする教相判釈に基づけば華厳宗になるだけのことだったのです。

この部分について海原猛氏はこういう教判の立て分けについて以下のように示しています。

 

よくもまあ数百年にわたって作られた仏教をうまく体系的に整理したものだ と思われるが、とにかく数百年にわたって書かれた経典をシャカの一生にあて はめたわけであるから、どんなにうまくあてはめても、無茶な話であることに 変りはない。

この教判によって法華経こそはシャカの正説であるとされたが、日蓮はこの 天台の教判を固く信じて、法華経だけがシャカの正説であり、あとはすべて権 教、仮りの教え、方便の教えに過ぎず、したがってあくまで法華経を中心に仏 教を考えることこそ仏教の正法であり、他の経典を中心におくのはすべて邪教であると考えたわけである。

文献学の発展しなかった頃の日蓮が、天台智顗の、このみごとにしてしかも 強引な分類をそのまま真理としたのは仕方がないとしても、明治以後の原典批 判にすぐれた業績をあげた仏教学の成果を持つ現代という時代の宗教である 創価学会(注:当時は正宗系、今は別団体)が、五時八教をそのまま採用しているようにみえるのはどうしたわけ であろう。

創価学会(注:当時)では、科学と宗教は矛盾しない、迷信を信じるキリス ト教や他の仏教は科学と矛盾するが、日蓮正宗創価学会だけは矛盾しないと、呪文のようにつぶやいているが、そんなのん気なことは言っていられないの である。すでにここで教義の基礎が近代科学の成果である文献学と矛盾して来ているではないか。

と、まぁ呆れ顔でコメントされています。この頃の正宗は創価学会を隠れ蓑にして自分たちは積極的に表に出ることはしていなかったようです。

 

時代遅れというか、ネット時代に糸電話しているかのような遅れっぷりが、現正宗系教団の事実です、さすがに創価学会では五時八教は取り上げなくなりましたが、古参の会員の間では未だに、強固な法華優勢論の一つのようです。