正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

破戒の坊さん考・7

さて小乗戒の事を見ました次は日蓮正宗の五重の相対らしく権大乗です。

●権大乗の戒は金銀器戒
次に、権大乗の戒とは大乗の菩薩が持つ戒で、梵網(ぼんもう)経に説かれる十(じゅう)重(じゅう)禁(きん)戒や四(し)十(じゅう)八(はち)軽(きょう)戒等があります。
これについて伝教大師は『一心金剛戒体秘決』に、

「菩薩の戒(中略)譬へば、金銀を以て器を為るが如し。用(もち)ふれば則ち貴く、器を破りて之を用ひざるも而(しか)も猶(なお)尊きがごとし」(同)

と、権大乗の戒を金銀の器に譬えています。つまり、金銀をもって作った器は貴く、たとえ壊れて器の用をなさなくなったとしても、なお金銀としての価値が残るように、菩薩は死んでその身を失っても、その大乗の戒の功徳は失われることがないということです。
しかし、梵網経は権(か)りの大乗経であり、円教という真実の教理の他に方便の諸教が混ざっているために即身成仏の戒の功徳が成就できず、結局、成仏に至らないのです。

この「 梵網経は権(か)りの大乗経であり、円教という真実の教理の他に方便の諸教が混ざっているため」とありますが、これは単に法華経を最勝とする日蓮系の言い分だけで何ら根拠は有りません。

権教というのなら、大乗経典はすべて釈迦滅後に現れた経典で、自分で悟ったと確信した人が釈迦に仮託して書き残された文学作品です。
一番顕著な例は、大乗家の成仏は四劫かかるとか、別な経典では長大な時間を要します。

菩薩が発心してから成仏するまで三祇百大劫という遥かに長い年月の間に転生を繰り返して修行するとされる。すなわち十住から十廻向までに初阿僧祇劫の修行をして7万5千の仏を供養し、十地の初地・歓喜地から第7地・遠行地までに二阿僧祇劫の修行をして7万6千の仏を供養し、第8地・不動地から第10地・法雲地までに三阿僧祇劫の修行をして7万7千の仏を供養し、そして最後に百大劫の間に三十二相を得るための福徳を具えるための修行をしなくてはならない。(ウィキペディア・歴劫修行)

そして法華経には即身成仏という思想は有りません。これは密教独特の思想で歴劫修行をしなくても成仏できるとしていますが、空海兜率天往生でまだ成仏した人はいません。天台大師は無量寿経法華経を読誦させて臨終を迎えました、位は観行即の初歩でした、結局阿弥陀如来の願行を頼って浄土に往生したわけです。