正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

法然を攻めてブーメラン

かつて日蓮法然一派を批判する際に禅宗批判と同じく興福寺や叡山の奏上を用いてそれに準じました。その奏上とは以下です。

延暦寺奏状」
延暦寺三千大衆 法師等 誠惶誠恐謹言
天裁を蒙り一向専修の濫行を停止せられることを請う子細の状
一、弥陀念仏を以て別に宗を建てるべからずの事
一、一向専修の党類、神明に向背す不当の事
一、一向専修、倭漢の礼に快からざる事
一、諸教修行を捨てて専念弥陀仏が廣行流布す時節の未だ至らざる事
一、一向専修の輩、経に背き師に逆う事
一、一向専修の濫悪を停止して護国の諸宗を興隆せらるべき事

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興福寺奏状」
興福寺僧網大法師等 誠惶誠恐謹言
殊に天裁を蒙り、永く沙門源空勧むるところの専修念仏の宗義を糺改せられんことを請ふの状右、謹んで案内を考ふるに一の沙門あり、世に法然と号す。念仏の宗を立てて、専修の行を勧む。その詞古師に似たりと雖もその心、多く本説に乖けり。ほぼその過を勘ふるに、略して九ヶ条あり。
九箇条の失の事
第一 新宗を立つる失
第二 新像を図する失
第三 釋尊を軽んずる失
第四 不善を妨ぐる失
第五 霊神に背く失
第六 浄土に暗き失
第七 念仏を誤る失
第八 釋衆を損ずる失
第九 国土を乱る失

これらは日蓮法然が弾圧された念仏停止令について書かれた「念仏者令追放宣旨御教書列五篇勘文状」 にも確認できますが、後々にこの条例に自分が当たるとは計算外だったようです。

それは「興福寺奏状」の以下の部分ですね。

第一 新宗を立つる失 → 日蓮も公許されたわけではない

第三 釋尊を軽んずる失 → 後に法華経も詮無し、としている

第四 不善を妨ぐる失 → 鎌倉を悪口の咎で流罪

第五 霊神に背く失 → 善神は捨国して天に登ると

人を批判して、自分もこれに当たるというこの人ならではのブーメランです。

この一連では法然のことを攻められませんね。