正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

空思想=二乗

日蓮の空思想の把握は、大乗家の三論宗阿含経に対する侮蔑的差別と同じで二乗=自分だけの悟りに耽溺する利己主義者、という感覚だったようです。

「此の生の尽きて後生ずべからず見思の煩悩無きが故なり、又此の教の意は三界六道より外に処を明さざれば生処有りと知らず・身に煩悩有りとも知らず又生因なく但灰身滅智と申して身も心もうせ虚空の如く成るべしと習う、法華経にあらずば永く仏になるべからずと云うは二乗是なり」(一代聖教大意)

ここに見られる通り、二乗とは「灰身滅智」を願い知恵も滅ぼしてしまうという把握ですね。そして戒を重視する小乗(初期仏教)を小さな戒徳と見下して、大乗戒の無作戒徳を誇っているようです。

「一代諸経に列座せる舎利弗目連等の如き声聞是なり永く六道に生ぜず亦仏菩薩とも成らず灰身滅智し決定して仏に成らざるなり、小乗戒の手本たる尽形寿の戒は一度依身を壊れば永く戒の功徳無し、上品を持すれば二乗と成り中下を持すれば人天に生じて民と為る之を破れば三悪道に堕し」(十法界明因果抄)

これは全く法華経に説くところの舎利弗や阿難などの小さな悟りに執着していた懺悔をそのまま信じていたようです。 けっきょく中国で小乗教は差別の対象となって大乗=仏説とされた定義をそのまま受け継いだ格好ですね。