正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

日本は神国

日蓮の遺文には日本の由来について「神国王御書(真蹟|京都・妙顕寺:書記年不詳、建治元年の説あり)」に以下のように記しています。

夫れ以(おもんみ)れば日本国を亦水穂の国と云い亦野馬台又秋津島又扶桑等云云、六十六ケ国、二つの島已上、六十八ケ国・東西三千余里.南北は不定なり(中略)国主をたづぬれば神世十二代は天神七代地神五代なり、天神七代の第一は国常立尊乃至・第七は伊奘諾尊男なり、伊奘册尊妻なり、地神五代の第一は天照太神・伊勢太神宮日の神是なりいざなぎいざなみの御女なり、乃至第五は彦波瀲武ウガヤ草葺不合尊・此の神は第四のひこほの御子なり・母は竜の女なり、已上地神五代・已上十二代は神世なり

人王は大体百代なるべきか・其の第一の王は神武天皇此れはひこなぎさの御子なり、乃至第十四は仲哀天皇八幡御父なり.第十五は神功皇后八幡御母なり.第十六は応神天皇にして仲哀と神功の御子今の八幡大菩薩なり、乃至第二十九代は宣化天皇なり(神国王御書・真蹟)

以下、仏教が渡来してからの経緯や真言宗の日本への取り込まれの記述がありますが、歴史上の事実と照らし合わせると誤りも甚だしい物があり、日蓮の日本仏教流伝の歴史観はいい加減なことがわかります。

ところで、この遺文の「国主をたづぬれば〜已上地神五代・已上十二代は神世なり」の部分を指して神道にも造詣が深いという人もいますが、後世の国学者平田篤胤などから言わせると神道については何もわかっていないそうです。

惟神の道とは神道の心得ですが、日蓮の神という観念は印度仏教の守護神や中国の神の枠を出ておらず、日本の神という観念はなかったようです。