正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

日本は神国:10

仏教では神のことは三界(欲界・色界・無色界)のうち人間界から上の世界(色界・無色界)に住む人のことを指し、その天上界は細部に分けられ、上に行くほど欲を離れ、まだ物質的な体が残る色界・そして更に上に行くと肉体はほぼ持たず精神的な存在感のみの無色界にまで詳説しています。

通常は人間界に近い方の天界、つまり六欲天は(下部の6つの天界)は、依然として欲望に束縛される世界であるため三界の内色界・無色界には含まれずその下の欲界に含まれこれを六欲天といいます。六欲天は以下の構成になっています。

他化自在天(欲界の最高位。六欲天の第6天、天魔波旬の住処)
●化楽天(この天に住む者は、自己の対境(五境)を変化して娯楽の境とする)
兜率天六欲天の第4天。須弥山の頂上、12由旬の処にある、弥勒菩薩の住所)
●夜摩天(時に随って快楽を受くる世界)
●三十三天(忉利天ともいい、須弥山の頂上、閻浮提の上、8万由旬の処にある。帝釈天のいる場所)
●四天王天(四大王衆天ともいう、持国天増長天広目天多聞天の四天王がいる場所)

日蓮遺文には天界に生まれる因行として「第六に天道とは二有り、欲天には十善を持ちて生れ、色無色天には下地はソ苦障・上地は静妙離の六行観を以て生ずるなり。(十法界明因果抄)」と書いてありますが、通常は五戒を持ち、三宝を供養するものは天界に生じると云われています。

欲界に近い天部では肉体に対する執着もありますので未だ煩悩は残りますがそれ以上の色界・無色界になると自我に対する執着が希薄となり、食事や性交という行為がない。さてそこで問題になるのが日蓮遺文のこの箇所です。

「此の国は謗法の土なれば守護の善神は法味にう(飢)へて社をすて天に上り給へば、社には悪鬼入りかはりて多くの人を導く。仏陀化をやめて寂光土へ帰り給へば、堂塔・寺社は徒(いたずら)に魔縁の栖(すみか)と成りぬ」(新池御書)

食事などしない色界・無色界の衆生には関係のない文章で、これは欲界(人界含む六界)でもやや上の方のまだ煩悩が強い方の天人を指したものであろうと思いますね。