正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

天界の神:4

六道輪廻の争いごとや汚濁のない楽のみある天界というのは神々の世界で「六欲界」とは天界の一番下にある世界になります。

一番下でも、これは神の世界で、六欲界の上に色界、無色界というもっと徳の高い神々の住む世界があります。

「女三界(さんがい)に家なし」という言葉がありますが、欲界・色界・無色界の3つが三界です。下に行くほど欲望や我執が少なくなります。

欲界(kāmadhātu)淫欲と食欲の2つの欲望にとらわれた有情の住む処。六欲天から人間界を含み、無間地獄までの世界をいう。


色界(rūpadhātu)欲界の2つの欲望は超越したが、物質的条件(色)にとらわれた有情が住む処。この色界は禅定の段階によって、4つ(四禅天)に分けられ、またそれを細かく18天に分ける。


無色界(ārūpyadhātu)
欲望も物質的条件も超越し、ただ精神作用にのみ住む世界であり、禅定に住している世界。

ちょっと補足しますと、欲界は物質を伴い、五道も含む世界で人間界の上にも通常の生活を営む神々の住む世界があります。
そこへは 五戒・十善戒を守り、施行をしっかり行うと転生できる事になっています。

次の色界は物質(肉体)を伴いつつも、禅定と呼ばれる瞑想で深い統一感と気楽に満ちた世界に至ると(色界禅定に達する)と転生します。

更に上の無色界は、もう肉体というものを伴わない「心(精神)」だけの存在で、瞑想も高度になり無色界禅定に達すると入れる事になっています。

そこまで行かなくとも欲界の上の天界でも神々は楽しむことに疲れたり、遊ぶことに悩みを感じたら天界での寿命が尽きつつ有る事になります。

死期が近づくと、それまで美しかった容姿に衰えも見られ、光も弱くなり、服にもほころびが出て影が出てきます、天人五衰と言う現象です。

天人(神)の死は、いきなり消えて直ぐににどこかの界に転生していくようですが、人間界に落ちてくるとそれでも天界の徳が残っているので、異常に頭が良かったり、貧乏の家に生まれても長じて立身出世したりみるみる頭角を顕すのですが、ワガママに無為放逸に暮らしているとドンドン徳が消えて一生のうちに没落の姿を見せるような結果になります。

ところで「三界に家なし」の由来は女性に限定のような感じがしますが、仏伝に昔、蘇陀夷(そだい)という子がいまして七才のとき、「おまえの家はどこにあるのか」と、仏陀がおたずねになった。
蘇陀夷は「三界に家なし」と即座に答えた。仏陀はこの答えに喜び、まだその年齢に達していないのに受戒させて僧伽(さんが)に加えられた。と言う由来ですので、女性限定になったのはかなり後ということですね。