正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

天界の神:5

欲界の天上界については、一番上に居るのが他化自在天で第六天の魔王と言う名前でも有名です、織豊時代の叡山や浄土真宗を弾圧した仏法破壊者の織田信長がそう自称してました。

名前の由来は六欲天の四王天・忉利天(三十三天ともいい、この天の主が釈提桓因、即ち帝釈天)・夜摩天・兜率天(都率天)・化楽天そして六番目だから第六天(他化自在天)の王主です。帝釈天よりも上にいて欲望の王様です。

「元品の法性は梵天・帝釈等と顕われ元品の無明は第六天の 魔王と顕われたり」(治病大小権実違目・弘安元年:真蹟)

日蓮遺文でも残されてますが、これは無明即法性という法義について書かれたらしいですけど、 無明は煩悩・無知のことで、法性とは大乗では悟りのことを言いますけど、欲界の辺を言い換えても実際の菩提は遥か上にまだ二つ色界と無色界があります。

天道とは二有り、欲天には十善を持ちて生れ、色・無色天には下地はソ苦障・上地は静妙離の六行観を以て生ずるなり。(十法界明因果抄・写本のみ)

 ここに欲界(我々の世界も含む)の天界に生まれ合わすには十善戒を保てばとありますが、十善とは十戒ともいい、十悪(殺生、偸盗、邪淫、妄語、綺語、両舌、悪口、貪欲、瞋恚、愚癡)を防止する戒律で、五悪に更に5つのしてはならない悪行を足したものです。前にも書きましたが、天界へは五戒+布施行を保つだけで十分転生します。

よく天皇や王位継承者のことを「十善の位」といいますが、これは過去世に十善戒を持った功徳によって、天上界にうまれ下天してもなお、徳が残るので現生に帝王や高貴な境涯と生まれる、とされたことによります。

そして色・無色天への話は長くなるので次回に。