正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

三昧境について:26

大乗仏教の瞑想に当たる座禅も最初期は非常にシンプルでしたが、徐々に複雑になっていったようです。

心を専らにして仏を念じなさい。(中略)このように、乱れなければ、この時、一仏、二仏乃至十方無量世界の仏たちの色身を見ます。(坐禅三昧経・等分(貪瞋痴が同じくらいず つ存在する)を治する法門)

 仏たちの色身(三十二相八十種好)という仏の身体的特徴から仏そのものを見ることになるとされています。小乗・大乗の瞑想法に詳しい箕輪氏によれば「『坐禅三昧経』では、仏道を求めるのであれば、「十方三世の諸仏の生身に繋念専心すべし(大正一五、二八一上)」との表現もあり、仏の姿を観察することが、重要な要素として位置づけられています。さらには慈心を修すること、十二因縁を観察することなども挙げられています。後者は上座仏教の中でも実習されているものですから、共通の特徴ということができるでしょう。」と、両思想の共通性を見出されています。

とりわけ座禅においても「十方三世の諸仏の生身」という箇所に注目すれば、そろそろ仏身崇拝へ繋がる行法が汲み取れます。

自己心中を観察する座禅→仏像礼拝(仏の慈悲救済を期待する)へと進むことで諸仏へのおすがり信仰が芽生えてくる過程です。コチラ側の肥大が唱題発想や阿弥陀如来の来迎へと発展していくんでしょう。