正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

三昧境について:31

大乗仏教の完成形である密教にも初期教団の尋(じん)、伺(し)、喜(き)、楽(らく)、一境性(いっきょうせい)という5つの心から始まる心の状態、「五禅支」は確認できました。

五禅支はジャーナ(禅定)を得る仏教の瞑想修行では必ず出てくるものです。その配当は以下になっています。

・初禅・・・尋、伺、喜、楽、一境性
・第二禅・・・喜、楽、一境性
・第三禅・・・楽、一境性
・第四禅・・・一境性

禅定に入ると思考や雑念は起きません。しかし周囲で起きていることは分かるようです。
第四禅では一体感だけです。また呼吸が大変小さくなり心臓の動きも小さくなります。神通力が発生しやすいのも第四禅です。
そして修行者が禅定によってこれらの境涯に達することができると、色界に転生でき梵天という神になります。

色界は、禅定の深さと徳の大きさによってランクがあります。
それぞれ衆・輔・大というランクがあって、一般、補佐役(大臣)、王様というランクです。衆が一般といっても偉大な梵天の神さまです。
色界と禅定の深さとは、こういう関係になって、禅定の深まりがそのまま色界の四層と対応しています。

それでもまだ無色界が上にあります、お釈迦さんの説いた解脱はそれらの世界を突破して三界の外に出てしまうことです、それが滅尽定の究極です。

大乗仏教ではその滅尽定を得た阿羅漢を否定して菩薩道を主張し、延々と三界を巡って衆生救済に勤しむという性格を持っています。

さてそれでは、大乗仏教の主だった宗派の説く涅槃への道は初期仏教の雛形を変えたものでしたが、その結果はなんでしょうね?