正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

浄土はどこにある?

【浄土】と聞いて真っ先に思い浮かべるのはやはり【極楽浄土】です。この世のことを「穢(けが)れた地」と書いて【穢土(えど)】と呼びます。浄土はその対義語、つまり浄(きよ)らかな地を指します。つまりは阿弥陀如来とか薬師如来とか、仏の治める地のことです。

原始仏典には、梵天界や地獄、世界の主であるブラフマー神の世界というものが出てきます。世界の主であるブラフマー神というのは、梵天勧請の時の梵天のことになりますが、これとは別に、いわゆる輪廻転生の梵天世界の住人というものがいることが考えられます。
この、ブラフマー神の世界というのは、ブラフマー神という如来の浄土というふうに考えることができるようです。(原始仏典・聖なるものの探究 中村元監修)

極楽浄土は煩わしい物が一切なく、悪人もいないので修行者が仏道を完成させることのできる理想の環境です。『阿弥陀経』には「衆苦あることなく、ただ諸楽を受くるが故に極楽と名づく」と説かれ、梵蔵文では、衆苦を身心の諸々の苦といい、諸楽を楽の材料といいますから、極楽とは身心が共に苦を離れていて、幸福の材料だけがあるところの意味だそうです。

これまったく原始仏教の天界(色界・無色界)の世界です。特に色界には「浄居天(じょうこてん)」というところがあります。

浄居天は、普通の修行者は絶対に入ることができない世界です。なぜなら浄居天に転生しますと二度と生まれ変わってこなくなるからです。その理由は仏道修行をして不還果(ふげんか)となった聖者だけが入ることができる色界です。

不還果は、阿羅漢(あらかん)という修行完成者の一歩手前で不還果を得た人は亡くなると色界・浄居天の神に生まれ変わります。

さらに浄居天で修行してその一生を終えますと、もう人間界には戻らずにそのまま涅槃に入ります。つまり、浄居天とは、涅槃に入る神々がいる世界をいうわけです。

浄土宗のいう極楽世界とは、この不還果が住む浄居天の神々の世界を指している可能性が高いです、でも誰でも入れるわけではありません。そこには浄土宗なりの色々と条件があるようです。