正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

華厳経と関連項目

法華経の結経である「観普賢菩薩行法経」の文中には、華厳経にある偈とよく似た箇所が出てきます。

「大衆集りおわって、釈迦牟尼仏を見たてまつれば、挙身の毛孔より金色の光を放ちたも う。一々の光の中に百億の化仏います。」(観普賢菩薩行法経)

大衆の見上げる釈迦牟尼仏の挙身の毛孔から金色の光が放たれ、その光の中に百億の化仏が出現するという点は、奈良の大仏を彷彿とさせる表現で、盧舎那仏の放つ大光明が十方を照らし出す時、諸毛孔中から仏身の雲、化仏の雲が出現して、十方世界に充満していくとの『華厳経』の表現とよく似ています。

また、「観普賢菩薩行法経」には 釈迦牟尼仏を毘盧遮那遍一切処と名づけたてまつる。その仏の住処を常寂光と名づく」という箇所も、いきなり『華厳経』の本尊である毘盧遮那仏と同じだと言うわけです。ここも法華三部経一切経を融和一致させるための経典と伺えます。

三部経のストーリーでは説処は霊鷲山で『法華経』を説き終わって、拘尸那城に行く途中の毘舎離国大林精舎重閣講堂で、釈尊の入滅の三ヶ月前という設定になります。

無量義経』では菩薩等が対象、『妙法蓮華経』では声聞等に対して方便品で諸法実相を説きましたが、この『仏説観普賢菩薩行法経』では一般の衆生を対象に諸法実相を説くことになります。よって、より具体的な実践方法が説かれています。

日蓮系では方便品十如是を有難がりますが、実はこの経典こそが一般的な行法まで説いているのに、その内容に関しては全く無視されているということになります。