正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

日蓮の法華経好き嫌い

日本では奈良時代752年に、聖武天皇が発願・勧進し東大寺の大仏が完成、4月9日開眼されましたが、この大仏は華厳経で説く廬遮那仏(るしゃなぶつ)です。
奈良の大仏は千葉蓮華に座し、右手は施無畏印(せむいいん)、 左手を与願印(よがんいん)とするそうです。

この盧遮那仏の扱いは各宗派によって扱いと考えが異なり、 法相宗では毘盧遮那、盧遮那、釈迦を自性、受用、変化の三身に配釈しますが、天台宗では法身、報身、応身の三身に配し、 毘盧遮那と釈迦の同体を説きます。密教ではもちろん大日如来とします。

日蓮遺文では毘盧遮那の扱いは、かくのようです。

一、真言は別仏の説に非る事
大日経の一の巻の五仏は中央は大日如来と説く同五巻の五仏は中央は毘盧遮那と説く第一の巻の五仏は中央は釈迦牟尼仏と説く、文句の九に云く普賢観は法華を結成す文に云く釈迦牟尼仏を毘盧遮那と名くと、乃ち是れ異名なり別体なるに非ざるなり、安然の教時義に云く「真言宗の本地毘盧遮那は即ち天台宗妙法蓮華経最深密処同仏なり」、智証大師の授決集に云く「真言・禅門・華厳・三論・唯識律宗・成・倶の二論等は若し法華・涅槃経等の経に望むれば是れ摂引の門なり」云云、金剛頂経に云く「婆伽梵釈迦牟尼如来・一切平等に善く通達するが故に一切方を平等に観察して四方に坐し給う不動如来宝生如来観自在王如来不空成就如来」云云(釈迦一代五時継図)

 一見肯定しているかのような感じですが、最後の方に「涅槃経の七の巻に仏迦葉に告げ給わく「我般涅槃して七百歳の後是の魔波旬・漸く当に我が正法を壊乱すべし、乃至化して阿羅漢の身及び仏の色身と作らん魔王此の有漏の形を以て無漏の身と作りて我が正法を壊らん」と、真言宗の説く処に加えて、安然は勿論のこと智証大師(円珍)など天台密教の祖はとーぜん全否定です。

赤文字には観普賢菩薩行法経で説くところを引用してますけど、これも否定してますので、日蓮にとっては法華三部経も否定するところと肯定する所があり、法華一乗といいながら、全肯定では無かったことが分かります。