正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

日蓮の法華の取捨

それでは法華三部経の結経である観普賢菩薩行法経について、日蓮の取るところと取らない所を挙げてみますと。

●一番の特徴である懺悔は取らないが文章だけ取る。

◎第一の懺悔
仏法僧の三宝をそしらないこと
出家者の修行を妨げないこと
六念(念仏・念法・念僧・念戒・念施・念天)の法を行うこと
大乗の教えをたもつ者を助け、供養し、礼拝すること
空の教えを常に思うこと

 これは全滅ですね、あれだけ他宗を謗ったりしましたし、他宗の修行も全否定でしたから。特に「空」の教えは日蓮に関しては全否定です。久遠の釈迦を実存としてみるなど「有」の法門です。

●「折伏」もこの経典は自らの至らぬ心を折伏ですが、日蓮は他宗を謗法として論争をふっかけます。

「心根は猿猴の如くにして 暫くも停まる時あることなし もし折伏せんと欲せば 当に勤めて大乗を誦し 仏の大覚身力 無畏の所成を念じたてまつるべし」(観普賢菩薩行法経)

 特に法華持経者は信じるだけで尊いとの立場ですので、驕り高ぶりが生じやすく、日蓮在世からそれは他宗に指摘されています。

●観普賢菩薩行法経には法華経持経者の「自誓受戒」の作法と、出家・在家の懺法(滅罪)について、具体的に説いていますが、これを全く否定して独自の戒を勧めています。

「問うて曰く末代初心の行者何物をか制止するや、答えて曰く檀戒等の五度(五波羅蜜)を制止して一向に南無妙法蓮華経と称せしむるを一念信解初随喜(いちねんしんげしょずいき)の気分(けぶん)と為すなり」(四信五品抄)

釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す。我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与え給う」(観心本尊抄

戒については日蓮門下では解釈色々で、初期には日昭門流は叡山で授戒を行っています。とりわけ冨士門流では日蓮が顕した三大秘法の本尊を受持することが末法の戒とされ、受持即持戒といいます。

これは別称・金剛宝器戒(こんごうほうきかい)ともいい、この戒は一度受持すれば破ろうとしても破戒することはできないとされてます。