正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

さらに法華経のドM修行

まずはその例を見ていただきましょう

日本において『法華経』を奉持する僧と苦行を関連づける説話は、8 世紀初めに編纂されたと考えられる日本最古の仏教説話集、『霊異記』の段階か らすでに見られる。例えば、『法華経』一部を持して巡行する禅師が足に縄をか けて熊野山中の崖にぶら下がりながら『法華経』を誦しつつ死に、死後もその骸骨に残った舌で誦経を続ける話が見えている(下巻1話)。

同じ段には、吉野の金峰山でも、金剛般若経とともに『法華経』を読誦する髑髏の話が見えている。また、経典名は明記されていないものの、手の上に熾った火を置き行道す る禅師のエピソードは、『法華経』薬王品をその下敷きとするものであろう(下巻36話)。

さらに、やや趣きは異なるものの、唐に留学中の道照が五百の虎に 請われて新羅まで至り、その山中で『法華経』を講じたエピソードもある(上巻 28話)。
さらに日本における往生伝類中の僧伝を一瞥すると、やはり『法華経』と苦行とは関連のあるあらわれ方を見せている。

『続本朝往生伝』では、延暦寺の僧、 覚尊(28話)は念仏、止観を行じ、抖薮、蔬食などの苦行に励み、法華三昧を修して「六牙の白象王」を見たとあり、もと天台宗の学徒、日円(30話)は金峰山の石窟に住み、断穀行を行じたとある。

『拾遺往生伝』では、『法華験記』から採用されたものと考えられる伝を除いても、中指を燈にした天台宗無動寺の仙命のエピソードでは夢に人が現われ往生を約束したり、空中から彼を讃嘆する声があり(上巻9話)、無言断穀行を入滅まで貫いた天台宗慈光寺の延救(下巻15話)、自身を喜見菩薩の後身として焼身した持経者長明(下巻17話)、比叡 山を離れ辺地で蔬菜を食べながら法華誦経に励み、さらに諸山巡行した上で地方の山に籠り往生を遂げた定秀(下巻21話)、居処を定めず国中を巡り歩きながら人々に『法華経』を勧め、六万部の聖と呼ばれた善法には、夢に老僧や神僧があらわれ(下巻27話)、食は悪業の命を続けるものとして断食し、念仏ととも に『法華経』の文を頌しながら入滅した円空(下巻29話)などあげられよう。(法華経と苦行と滅罪・荒井しのぶ氏)

これだけのことをやらねば成仏や観仏出来ないとなれば、法然さんが法華経は「千中無一」といったのも頷けますね。