正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

日蓮遺文の最澄徳一論争

日蓮最澄と徳一の論争については日蓮遺文でも何箇所かで見ることができます。

◎「其の上此の難は去る延暦大同弘仁の比南都の徳一大師が伝教大師を難破せし言なり、其の難已に破れて法華宗を建立し畢んぬ。」(行敏訴状御会通)

◎「古の徳一大師と云いし人此の義を人にも教へ我が心にも存してさて法華経を読み給いしを伝教大師此の人を破し給ふ言に「法華経を讃すと雖も還つて法華の心を死す」と責め給いしかば徳一大師は舌八にさけて失せ給ひき。」(法華初心成仏抄)

◎「三つ是一同なり誰か是れを疑はん、されば是れを疑いし無垢論師は舌五つに破れ嵩法師は舌ただれ三階禅師は現身に大蛇となる徳一は舌八つにさけにき、其れのみならず此の法華経並に行者を用ひずして身をそんじ家をうしない国をほろぼす人人月支震旦に其の数をしらず」(松野殿御消息)

◎「されば未顕真実と云う事二乗に限る可しと云うは徳一大師の義か此れは法相宗の人なり、此の事を伝教大師破し給うに「現在のト食者は偽章数巻を作りて、法を謗じ人を謗ず何ぞ地獄に堕せざらんや」と破し給ひしかば徳一は其の語に責められて舌八にさけてうせ給いき」(持妙法華問答抄)

 まぁ、ほとんど身内贔屓といいますか、裏の事情も全く知らないで、ただ法義の優劣を競う論争だと思っていたようです。そして三乗の論争については今残されている文献上では結論出ていないまま最澄は没したとなっていますが、日蓮は完勝だと断定しています。

ちなみに日蓮は徳一が「徳一は舌八つにさけ(裂け)にき」とか「舌八にさけてうせ給いき」とか、さも真実のように書いていますが、徳一にそんな事実はありません。

この辺りも大言壮語な誇張好きの性格が文章から伺えます。