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正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

日蓮の禅宗ネタ引用

別にアラ探しをするわけではないですが、あまりにも多い日蓮さんの遺文に載っている誤伝、笑ってしまいます。その一つは禅天魔ともいい、始祖の達磨大師のことを遺文ではボロクソに書いているのに、ちゃっかり利用するのは利用してます。

「薬王菩薩は天台大師となり観世音は南岳大師と成り、弥勒菩薩は傅大士となれり、迦葉阿難等は仏の滅後二十年・四十年・法を弘め給ふ、嫡子として譲られさせ給へる人の未だ見えさせ給はず」(呵責謗法滅罪抄)

なんてのを平気で載せているのです、ここに出てくる人達の過去世全部、根拠が無いんですね。まるで女性週刊誌のノリ。特に「弥勒菩薩は傅大士」となる、なんて何を根拠にこういうこと書いたんでしょう。

この傅大士さんは中国の一般坐禅愛好家。つまり在家の禅宗信仰者です。

 

中国の達磨大師時代の方で、十六歳の時に結婚してお子さんが二人います、達磨大師が「おまえさんは松山(しょうざん)に棲め」と言われて、そこで昼間は仕事をして夜は禅の勉強をした変わった人だったらしいです。

 

朝な朝な仏とともに起き夕な夕な仏をいだきて臥す(安心決定抄

 

この言葉、日蓮系では御義口伝という偽書にも引用されています。「傅大士の釈に云はく「朝々仏と共に起き、夕々仏と共に臥す。時々に成道し、時々に顕本す」云云。」とよく引用されていますけど、その元ネタの人です。

他に有名なのは経蔵という一切経を入れる蔵を、取り出しやすくするためにくるくる回る書棚を作った人で、これはどこの寺の経蔵もそういう仕組です。後には回すだけで一切経閲覧という、トンデモ習慣になります。

 

この傅大士さんは小さい頃に魚釣りをしていて通りかかった禅僧に「おまえは儂と一緒に修行した仲じゃないか。お前は兜率天(とそつてん)に家があるのに何でこんなところにうろうろしているんだ。早く帰ったらいい」と言われて、池へ自分の顔を写したら、弥勒さんによく似ているので、そう言われたんだと納得。

 

そこで傅大士さんは「帰れ、と言われても、こんな世の中でみんな苦しんでいるのに、俺だけそんな極楽みたいなところに行きたくないわい」と、言って断ったエピが有るのですが、根拠はこれだけです。日蓮ってそういう禅宗のエピは利用するけど、禅宗の教えは否定するってwww。