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正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

56億7000万年の間違い

日蓮遺文に弥勒菩薩の事に触れた異聞はままありますが、観音菩薩ほどには無視できないようです、というのは法華経で舎利佛没後の対告衆ですし、釈迦が次の仏と遺言で残しているからですね。

弥勒菩薩は兜率の内院に篭らせ給いて五十六億七千万歳をまち給うべし、彼の時鳥は春ををくり鶏鳥は暁をまつ畜生すらなをかくのごとし何に況や仏法を修行せんに時を糾ざるべしや」(撰時抄・真蹟)

老子は母の胎に処して八十年・弥勒菩薩は兜率の内院にして五十六億七千万歳を待ちたもう仏法を修行する人人時を知らざらんや」(上行菩薩結要付属口伝・真蹟なし)

それで、日蓮遺文のこの五十六億七千万歳ですが、まったく根拠はありません。当時の通俗風説に従っているんでしょう。原始仏典では弥勒菩薩は56億7000万年後とは限らないとなっています。

南伝の増支部経典には、弥勒菩薩はこの地球が存在するときにインドのバーラーナシに現れると書いてあります。

そのときは同時にサンカという名の転輪王も出現し、転輪王サンカはメッテーヤのもとで後に出家します。彼らが出現するまで後どれぐらいかかるかという記述はありません。

しかし、とりあえず人間の寿命が十歳になり、功徳を積んで寿命がついに八万歳になるまでの間となっており、相当な時間が経過してから出ないと出現しないようです、その時間経過に56億7000万年後という事は一切書いていないんです。

そして弥勒という菩薩が日蓮に関係するなんて事も書いてありません。

第廿六寿量品の対告衆の事:御義口伝に云く経文は弥勒菩薩なり、然りと雖も滅後を本とする故に日本国の一切衆生なり、中にも日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者是なり、弥勒とは末法法華の行者の事なり(御義口伝・偽書) 

こういう嘘をぬけぬけと書いてあるので、信頼出来ないという見本ですね。ちなみにこの文書は古くから偽書と言われています。