正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

すでに仏にされてた菩薩

釈迦本仏か日蓮本仏か、いまだに日蓮門下では争論著しいのですが、どちらにも今までの意地がありますので引かないようです。明治以降の仏教学から見れば

末法など一見識であって、そういう時代設定は無い。

法華経等の大乗仏典は釈迦と関係しない世紀前後に作られた経典

中国で法華経は二十七品から二十八品に増加された

法華三部経も中国で制定されたもので、一教団の御都合

安国論に頻出する大集経や仁王経等は中国で出来た偽経

これだけで根拠はほとんど皆無となりますが、よく正宗系がいう久遠元初の仏とか釈迦に前する仏がいたという言う根拠ですが、ほとんど妄想です。

岩波書店刊 『サンスクリット原典現代語訳・法華経:下』植木雅俊著の164頁にはこういう訳文があります。

卓越した善行をなすもの(上行)よ、素晴らしいことである。素晴らしいことである。この法門のために、あなたたちは、そのようになすがよい。如来は、既にあなたたちを完全にさせているのである。

この原文は植木雅俊氏によるとギルギット版や南条版を元としているようですので羅什が漢訳の際に参考したキジ版の法華経とは違いますけど、意味としては如来が地より湧き出た菩薩軍法華経を説くために「完全(この場合は仏)」にしているという造作が過去にあったと読めますね。

つまり上行菩薩を本仏にするなど間違いということです、羅什の漢訳では菩薩軍が三十二相を備え金色となっていますけど、そのあまりの威相に弥勒菩薩が質問しています。

でもだからといって釈迦本仏というのは、一番上の条件が解消しないかぎり無理でしょう、仏教文学作品としては否定しませんけど。