正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

元ネタありき

真偽未決どころか、偽書の範疇に入っている「産湯相承書」というのがあります、この書の中でもパクリした内容が指摘されています。

「或夜の霊夢に曰く叡山の頂に腰をかけて近江の湖水を以て手を洗うて富士の山より日輪の出でたもうを懐き奉ると思うて打ち驚いて後・月水留ると夢物語りを申し侍れば、父の太夫我も不思議なる御夢想を蒙むるなり」(産湯相承書・編年不明・偽書

これはまぁ、日蓮さんの母親が懐妊した時のことを善日麿に語ったことを弟子の日興さんが書き留めたという、有体のお話ですが問題箇所は赤文字ですね。以下をご覧ください。

★「日月は、極貴の徴なり。昔、漢武帝の母に、神女の日を授くる夢 有り。而して宋の太宗、真宗、仁宗、寧宗、其の母の娠して育す るや、蓋し日を夢みざるなきのみ。」(中国説話集|夢占逸旨・日月篇)

★「王夫人、神女の日を捧げて以て己に授け之を呑むを夢みて、遂に孕み、(漢)武帝を生む」(中国史書・王纂)

 一言添えますと、中国では太陽は帝王の象徴で、日(太陽)を夢に見たら男が生まれて天子となり、月を夢に見たら女が生まれて后妃となる、と信じられていたようです。

日蓮さんは大学三郎さんなどの影響で中国マンセーだったようで、立正安国論にもその影響が見て取れますが、母の夢見である「日輪の出でたもうを懐き奉る」って幾らなんでもそりゃないだろうって、お馬鹿なことを末代の弟子が捏造したものです。

それにしても以下の夢見を否定する文書と矛盾するのは、信者さんとしては無問題なんでしょうか?

慈覚大師(円珍)の夢に日輪をいし(射し)と(中略)慈覚大師は夢に日輪をいるという。内典五千七千、外典三千余巻に日輪をいるとゆめにみるは、吉夢という事有りやいなや。(報恩抄・真蹟)

「此等の経論釈のごときんば夢を本にはすべからず、ただついさして法華経と大日経との勝劣を分明に説きたらん」(撰時抄・真蹟)