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正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

日蓮の戒思想:2

先に見た通り戒については妙法五字を受持することが肝心であることは、遺文通じて大きな流れであることは確認できる。

★「此の法華経の本門の肝心妙法蓮華経は、三世の諸仏の万行万善の功徳を集めて五字と為せり。此の五字の内に豈万戒の功徳を納めざらんや。但し此の具足の妙戒は一度持って後、行者破らんとすれども破れず、是を金剛宝器戒とや申しけんなんど立つべし。

三世の諸仏は此の戒を持って、法身・報身・応身なんど何れも無始無終の仏に成らせ給ふ。」(教行証御書・文永十二年・真蹟なし)

三世の諸仏が持っていたかどうかは、かなり怪しいが代表的なのは観心本尊抄でしょう。

釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す。我らこの五字を受持すれば、自然に彼の因果の功徳を譲り与えたまう」(観心本尊抄・文永十年・真蹟) 

「此の日蓮は首題の五字を汝にさづく、法華経受持のものを守護せん事疑あるべからず。」(四条金吾殿御返事・弘安二年・真蹟なし)

 両文は時間の開きがあるのに五字即持戒であることは間違いがない、特に弘安二年の四条金吾殿御返事については僧俗に特別な相承はない、とも取れる文章でもある。さらに「本門の戒壇」という語句についての記述は少なく、「本尊・題目・戒壇」の三箇の秘法(三大秘法)として記述されている遺文は「報恩抄」 「法華取要抄」 「法華行者逢難事」 と 「三大秘法抄」 の四つだけが見受けられます。