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正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

遁世僧日蓮

鎌倉期に起こった新興仏教にかぎらず、それぞれの教団は自らの存立基盤に必ず正当性を謳います。旧仏教と言われる真言宗や更に古い南都六宗なども伝法の次第を大事にします。

真言宗の伝法:真言宗では、恵果(中国真言八祖の第七祖)から受けた伝法灌頂によって、密教の正統は全て空海相伝されたとしている。

禅宗の師子伝法次第:禅宗では法嗣といい、釈迦 - 摩訶迦葉へと伝えられた教外別伝の法を、代々受け継いだ付法蔵の第28祖が達磨であったと主張し、禅宗六祖の慧能までの衣鉢の授受を以てその証拠とする。

これらを否定して叡山の最澄のみが天台大師→伝教大師へと伝わった正統血脈を受け継ぐのが日蓮だというのですが、実はまったく根拠がありません。

◎『釈迦既に妙法の智水を以て、日蓮の頂に灌ぎて面授口決せしめ給へり。日蓮又日浄に受職せしむ。』(得受職人功徳法門抄・偽書

◎「此の三大秘法は二千余年の当初、地涌千界の上首として、日蓮慥かに教主大覚世尊より口決相承せしなり」(上行菩薩結要付嘱口伝・真蹟なし)

◎「当世の学者は血脈相承を習ひ失ふ故に之を知らず。相構へ相構へて秘すべく秘すべき法門なり。」(立正観抄・真蹟なし)

◎「日蓮が己心に相承せる秘法を此の答へに顕はすべきなり。」(十八円満抄・偽書

他にも有りますが、似たようなもので、それぞれ自己申告の告白文でそれを印加する師の許可がありません。つまりこれだけでは夢や錯覚、妄想と同じです。確かに悟ったと禅宗でも師匠の印可は必要です。道元栄西もそれを得て日本に帰還しています。日蓮には釈迦から妙法の智水を得たといいますが、その証明者がいません。

 

つまり日蓮の相承というのは誰も証明していない勝手な自己表明です。大日能忍を批判しながら、伝法次第を詐称した能忍と同じ立場です。つまり天魔です。

日蓮の出家僧の証明はどこにも具足戒、大乗菩薩戒を受けた印がない、いわば税金逃れの私度僧、遁世人扱いです。であるのに悟りを得たと誰が信じるのでしょう?