正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

大石寺文化考:国芳もいない

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日蓮上人御一代記というのがありまして、江戸期に人気を博した浮世絵師、歌川国芳の作品です。この方も大石寺が邪宗・不相伝と蔑視する日蓮宗の信徒さんでした。

気骨の人で国芳の生きた時代に起きた老中・水野忠邦による天保の改革。世情の不安定と幕府の力が落ちてくる時代に質素倹約、風紀粛清の号令の元、浮世絵も役者絵や美人画が禁止されたのですが、江戸幕府の理不尽な弾圧を黙って見ていられない江戸っ子国芳は、浮世絵で時の政府に精一杯の皮肉をぶつけた。

つまり浮世絵で文化的に折伏したとも言えそうです。幕府はそんな国芳を要注意人物と徹底的にマークした。国芳は何度も奉行所に呼び出され、尋問を受け時には罰金を取られたり、手鎖として何日間か絵を書けなくしたり、始末書を書かされたりした。

それでも国芳の筆は止まらず、禁令の網をかいくぐりながら、幕府を風刺する国芳に江戸の人々は、やんやの喝采を浴びせた。国芳自身がヒーローとなり、その浮世絵人気は最高潮に達したそうです。

自称・正統正伝の宗派と称しながら江戸期には幕府におもねって御朱印寺となり邪宗とよぶ宗派の坊さんと一緒に将軍謁見して席を並べ、時の将軍を折伏もせずに寺に帰って身内のときだけ威勢を復活させて邪宗ごときがと叫びながら、毎年参内していた自語相違極まりない歴代大石寺貫首達。

一個人ながら幕府に折伏精神で戦った浮世絵師と、弾圧を恐れて不受不施派とも言わずに後からその時は仕方なかったと言い訳する宗派、これ・・どうなんですかねぇ・・・。