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正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

大石寺文化考:一生成仏

日蓮さんの教義では一生成仏ということが高らかに歌われています。密教では即身成仏ともいいますが、このニュアンスと一生成仏はやや違います。密教が速やかに仏身を成就するイメージであるのに対して、一生成仏は一生かけてという時間差で成仏するタイムラグプロセスがあります。でも法華経には、そんなこと書いてないんですけどね。

仏子の心清く 柔軟にまた利根にして無量の諸仏のために 深妙の道を行ずる有り
此諸の仏子の為に この大乗経を説く、我是の如きの人、来生仏道を成ずることを記す(法華経方便品)

 この迹門である方便品には来世と書いてあります、本門部分の提婆達多品第十二には、当時の定説となった女人の成仏が説かれています。これを日蓮遺文では女人の成仏の証拠だとしますが、残念ながら一旦男に変身し、その後南方無垢世界で仏になります。残念ながらこれでは来世以降の成仏です。

さらに賢菩薩勧発品第二十八には、弥勒菩薩のいる兜率天に生まれることが説かれます。これは弥勒が五十六億七千万年後に下天してくるので、一旦天界に生じ更に弥勒に合わせてこの世に生まれてきますので、つまり來來世での成仏です。

法華経に出てくる釈迦の十大弟子達は、設定では法華経に出会って成仏の記別を受けたと喜んでいますが、何のこと無い、いつの時代に成仏するか分からない程遠い遠い未来です。

諸の比丘に告ぐ『我仏眼を以って是の迦葉を見るに未来世に於いて無数劫を過ぎて当に作仏することを得べし而も来世に於いて三百万億の諸仏世尊を供養し奉覲して仏の智慧の為に淨く梵行を修せん最上二足尊を供養し己って一切の 無上の慧を修習し最後身に於いて 仏に為ることを得ん。(法華経授記品)

成仏するのは無数劫ですから、成仏は実質無理ポですね。日蓮さんは天台大師の六即からヒントを得て凡夫身の初心の信心で成仏すると言ったんですが、六即が天台大師の勝手な言い草で仏典にはナンの根拠もありません。つまり絵に描いた餅ですw。