正宗系観察日記

ウザい折伏を逆に伏せる(逆伏)ためのデータ記録

日蓮曼荼羅の登場人物を検証

昨日見たように、礼拝対象がホントであれば何らか悩みも解決するでしょうが、当の大石寺が戦後まで青息吐息の経営状態で、ちっとも御利益顕然と言い難いです。

その理由は日蓮さんの曼荼羅に書かれた仏菩薩、実在であれば意味をなすでしょうが、歴史上に確認された人間はごく僅かです。

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仏格の一人、釈迦如来は印度で実在が確認されていますが、久遠実成などと荘厳された背景は法華経のみのフィクションで、実在の釈迦の実像とはかけ離れています。その対をなす多宝如来などは実際にはいません。

その脇に書かれた四菩薩に至っては法華経のみの人物で、印度に実際に登場したわけではありませんで明らか架空です。更に迹化の菩薩と言われる文殊菩薩弥勒菩薩も居たともいないとも言えるファジーな存在。

薬王菩薩や普賢菩薩なども架空の菩薩です。そして曼荼羅の周囲に配置された四天王は大日天王、大月天王などは印度の土着宗教の神々で大乗仏教が伝わるに連れてその存在と世界観が拡大されていますが、元々は印度という国に制限した神々、他の国は知りませんというお粗末さです。

それは天界の天照大神八幡大菩薩も同じで、彼らも中国や朝鮮半島では先の大戦で憎しみの対象、さらに印度に至ってはその民族に全く関係しない神です、いわんや欧米などに至っては「は?」という存在ですね。

提婆達多は地獄界の代表と言われていますが、釈迦在世で戒律で揉めて教団を離れただけで提婆達多教団としてその後も存在し、中国の僧侶・法顕が5世紀に印度を訪れたときにもその存在が確認されています。7世紀の玄奘三蔵の記録にも確認されています、日蓮曼荼羅にはご本人の実史が歪められて登場しているということです。

天台に至っては法華経オンリー信仰ではなく、般若経も読んでましたし臨終の際には無量寿経も併読させて亡くなっています。しかも成仏どころか兜率天を希望していましたが、ダメなら阿弥陀浄土という日蓮が言うような専一ではない信仰観でした。

最澄さんは日本で桓武天皇密教の授戒をした有名な記録があります。真言亡国の魁となったこと、その後自身の密教の足らないことを知って、空海に弟子入りしています。その事実を日蓮さんは知らなかったか、知ってて隠したかどちらかです。

つまりお二方ともに法華経オンリーではなかったし、日蓮曼荼羅に登場していますが、書かれたご本人たちが一番違和感を覚えているでしょう。

この本尊に書かれたシンボルはまだまだありますが、ざっと見ただけでも歪曲伝記の架空人物像か漫画のキャラクターを並べているに等しいシンボルを有り難いと拝んでるとは、信者さんのみが知らない悲劇ですねw。